
私は結婚以来ずっと専業主婦でした。
理由は二つあります。一つは夫が私の働くことを嫌がったから。同じ会社だったので私が仕事に没頭してしまうことを懸念していたようです。
もう一つは、結婚する際に私が高飛車な条件を出していたから。笑
「私は結婚したら生活のために絶対働かない」
なぜそんな条件を出したかというと、夫は真面目な部分と遊び人の部分を持ち合わせた変わり者。突如働かなくなったりしたら困ると思って保険をかけたのです。
もちろん同じ会社では働きにくいので退職しましたが、結婚式などのイベントが済んだら転職して働くつもりでいました。社会人としてのアイデンティティを失いたくないし、ゆとり費になるくらいの気持ちで考えていたんです。

ところがすぐに妊娠が発覚。体調が優れず働ける状態ではなくなり、そのまま子育て期に突入しました。
最初の子育て期は気が狂うかと思うほど疲弊してました。
母乳の出が悪いので粉ミルクを使いましたが、私は哺乳瓶を洗うのに情熱をかけていました。少しでも菌が残るのを恐れて1本洗うのに20分以上かかってました。過剰に神経質過ぎて一心不乱になって洗う姿は周りから見て不気味だったそうで今でも笑われるエピソードです笑


子供が産まれると生活の全てが子供中心になります。自分のペースでは何もできなくなります。勤めていた頃には感じなかった疎外感、社会から取り残されているような孤独感を強く感じました。それは私にとって大きなストレスの一つでした。そんなストレスから過剰に神経質になっていたんだと思います。だから仕事を辞めてから2、3年が本当に本当に辛かったです。
子供は可愛くて愛おしい。目に入れても痛くない…はい、その通りです。親になって初めて自分も親から受けた愛情を理解できた時期でもありました。でもなんとなく…孤独でした。
数年経って子育てにも少し慣れてきた頃もう一人授かり、そこからまた働けない時期が続きます。厳密には働けないというより、子供の習い事が忙しいし、夫の単身赴任や転勤帯同やらで落ち着かず、働くことを避ける日々が続いたというのが正直なところです。
下の子が中学生になってようやく生活基盤が落ち着いてきました。
さて、働くか働かないか…

気持ちは完全に「働きたくない!」に変わっていました。なぜなら長らく社会人として働いていない自分には何もできない、働く自信をすっかり失っていたからです。
だって社会復帰というには遅すぎやしませんか?笑
でも…貯金ゼロだよ…。夫の定年も間近に迫ってるんよ…。でも勇気が出ない…。私は40代なんだから老後まで少し時間があるじゃない…。でも私なんて…社会に通用しないだろうし…。
とっくに自信は失っているけれど、やらねばならぬ…
「もう遅いと諦めるには早すぎる」
捻り出した勇気を振り絞ってパートに出ることにしました。
「パートの面接申し込んでも良い?」私が働くことに消極的だった夫に聞いたら「やれば?」と軽い返事。まさか本当に申し込むとは思っていなかったようで、その場でネットで面接の申し込みをしたら驚いていました。私も内心ドキドキです笑

後日面接に行きました。面接会場には結構な人数が自分の順番を待っています。
「駄目だなこりゃ」面接される前からそう思ってしまいました。自分の順番がきましたが、もう駄目だとほぼ諦めていたせいか緊張もせず…終わりました笑
しかし後日まさかの採用連絡!

信じられない!不安だけど嬉しい。
私、19年ぶりに働きます!
働き始めて改めて思いました。社会との繋がりって大事です。
学生時代の友人とはすっかり疎遠になり、これまでママ友との付き合いばかりでしたが、子供ありきの関係とは違って職場の友人はフラットで楽なんですよね。ママ友の付き合いって意外と難しいところがあるので。笑

長らく無職ですっかりポンコツになっている頭を活性化させないと!
活性化したとしてもたかが知れてますけども笑
頑張りますよ〜!
年下妻


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