実は私、少し前から「なんとなく海外赴任ありそうだな」と感じていました。女の勘というやつでしょうか。いや、単純に会社の雰囲気を見ていただけかもしれません。
とにかくそのなんとなくを信じて、夫にこっそり釘を刺しておきました。
「もし海外赴任の話が出ても、絶対・絶対・絶対に即断りしないで帰ってきてね!!!」
念には念を入れて、三回言いました。
「断ろうかと思ってるんだけど」って言った人、誰ですか
そして後日。帰宅した夫がこう言いました。
「今日、東南アジアに転勤しろって言われたんだけど…断ろうかと思ってる」
…聞いてた?聞いてましたか?あの「絶対断らないで」を?
私は即答しました。
「なんで!?行きなよ!私も後から子ども連れて行くし!断ったら会社も居づらくなるんじゃない?」
夫が苦笑いしながら言った一言が忘れられません。
「なんか、年下妻の顔が浮かんでひとまず断らずに帰ってきた」
…正解です。よくできました。
行かない選択肢は、私の中にはなかった
夫の会社は、良く言えば堅実、悪く言えば古の習慣が色濃く残っているタイプ。50代に差し掛かってからの海外赴任打診を断れば、その後の社内での立場は…まあ、察してください。
定年まで残り10年を切った状態で、サラリーマンとして肩身が狭くなるのだけは避けたかった。
実は私、夫が40歳の頃に強く転職を勧めたことがあります。でも夫は新卒から同じ会社一筋の堅実タイプ。私の意見をさらりと無視して転職しない道を選びました(この「さらりと無視」、割と得意技です)。
あの時転職していれば…という気持ちは今もありますが、それはまた別の話。
とにかく今回は、この海外赴任を前向きに受け取るしかない!と思いました。
子どもたちの反応は…
子どもは当時、小学生と中学生。
特に中学生の子は「え〜やだ〜」と当然のように嫌がりました。そりゃそうです。友達と離れ、慣れた環境を離れるのですから。
でも根はパパっ子。きっと心のどこかで「パパと一緒にいたい」という気持ちもあったんだと思います(本人には絶対言えませんが)。
私の考えはシンプルでした。
父親不在で過ごすより、家族揃って過ごす方がいい。なかなかない経験、何でもやってみよう!
こうして我が家の「人生の冒険」が始まったのです。当初は長女が高校を卒業するまで現地にいるつもりで、いざ東南アジアへ!
…の前に、怒涛の渡航準備が待っていたのですが、それはまた次回。
年下妻

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